この会は、木の良さ、すばらしさを再認識し、人にやさしい“木の家づくり”と島根県産材の地産地消及び健全な森づくりを目的に、地元工務店と木材業者により設立しました。
木の家展示館「木のふれあい遊館」を拠点に活動しています。
木の語り部通信
#3 木には切り旬がある
木は水を上げていない時に切ることが最も重要です。耐久性、割れ、狂い、色つや…それらすべてを大きく左右します。木の切り旬はおおまかに秋の彼岸~春の彼岸までです。しかし、その間でも”犯土”と言われる切ってはいけない時があります。
大犯土は庚午から7日間、小犯土はそれから1日おいて甲申までの7日間です。
昨年の秋、京都の竹屋さんと磨き丸太の林業家から「犯土に切ったら、切りかぶたの腐れが速い。切り口に水がある」との説明を聞きました。私の長い間の疑問が解けました。つまり犯土の期間は、月の引力が最も強い時だったのです。
大海の水をも動かすその力は、生命体として休んでいる木や竹に土中の水を上げることぐらいたやすいことなのです。先日、友人にこの話をしましたら月齢暦が手に入るとのことで、楽しみにしています。
文・安達公一(東出雲町下意東) / 生活応援情報紙りびえ~る 平成16年5月23日掲載より
#4 寒い地方・国の木は腐れに弱い
寒い地方、国で育った木は、目が詰んで腐れにも強いと考えている方が多いようですが、実は樹脂が少なく、軟らかで腐れに弱い木が多いようです。寒くて湿度の低い環境では腐れに対して無防備に育つからです。反対に熱帯のジャングルのように、高温、多湿な環境で育った木は腐れに強い木が多いようです。
日本で洋桜として、一般的に敷居などに使われているモアビ(アフリカ材)、セランガンバツ(南洋材)などは大変腐れに強い木です。庭木の支え杭などに使うと何十年も保ちます。
近年、ハウスメーカーがスタンダードに使用しているホワイトウッド(北欧材)の集成柱は、白いきれいな木で素人目には良さそうに見えるかもしれませんが、腐れに弱い木ですから柱などに使うことは問題です。杉柱なら安心です。
文・安達公一(東出雲町下意東) / 生活応援情報紙りびえ~る 平成16年6月13日掲載より
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