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木の語り部通信

#23 木と人は友達

縄文時代の人々の食事は、70%~80%が木の実(クリ、クルミ)や木の根であったといわれています。人類の歴史は森とともにあったのです。
板の上に手を置いて血圧、心電図を測ってみますと、木はあまり好きではないという人でさえも血圧は降下し、心電図は安定するという実験結果があります。また木造戸建てとマンションのような集合住宅に住む人たちでは、木造に住む人たちの方が平均寿命が長いという統計もあります。女性の乳ガンによる死亡率の差もあるそうです。子どもの出生数も0.4人の差があるという調査結果もあり、これらは単に木とコンクリートの違いではないでしょうが、実に驚くべき数字です。
また昔から長い航海をする船員の居室は決まって板張りだそうです。木でないと長い航海中、ストレスによる争いが絶えないという訳です。休むという字は「人」が「木」に寄りそっています。人は木のそばでこそ休めるのです。
技術の進歩により、合板や集成材が普及し、その利点のみが強調されていますが、半面、自然素材(ムク)というかけがえのないものを壊しているのも事実です。
「木は心身の良育に効あり」。木と人は友達なのです。

文・安達公一(東出雲町下意東) / 生活応援情報紙りびえ~る 平成17年3月27日掲載より

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